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ちゃんと無反応という反応をしています

無視という反応高級婦人服の某ブランドマネージャーをしていた頃、新人スタッフの多くが陥っていた行動がありました。
お店に配属されてしばらくは笑顔で明るくお出迎えが出来ているのですが、少し慣れてきた頃になるとお客様が入店された際に距離を置き、次に繋がるアクションもしなくなりました。
「何故、お客様が商品を見ているのにお声掛けしないの?」と聞くと「以前は入店したらすぐに声掛けをしていたが、多くのお客様から無視されるので…声をかけられるのを嫌がられていると思うので」と言っていました。

せっかくのお客様との出会いのチャンスを自らが狭めていてとても残念な話です。
またスタッフやお店の印象も残りにくいのでお客様に再来店していただける可能性も低くしてしまっています。

入店してすぐに声をかけたスタッフからしてみたら無視された形になりますが、お客様の立場から考えると嫌がっているのではなく、何もまだ見ていないので答えられないだけなので無視という形で反応しているだけなのです。
つまり「今はまだ興味は深まっていないので、お手伝いは必要ないです」と無反応という行動で意思を表しているだけです。
既に買う品番を決めて来店いただいている方以外の多くのお客様は、入店して何か良い物はないかしらとワクワクしてご覧になられていらっしゃいますので、お客様の邪魔にならないようにして、次に一定のアイテムや商品に興味が深まるまで笑顔で見守り、お手伝いが必要なタイミングを逃さないで適切なお声掛けをすればお客様は言葉や笑顔で反応いただけてコミュニケーションにつながります。
お客様を怖がらず、お手伝いの必要な瞬間を逃さないスキルを磨く事が、売れっ子スタッフへの第一歩です!

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