先日に立ち寄った有名人気ブランドコスメショップでの話です。
春の新作のカラーが出揃い明るい色を試してみたい気持ちで口紅売り場に立ち寄ると、
新作のオレンジ系の素敵な色が目に入りました・・・思わず手に取っていると、スタッフが「お試しになってみますか？」

早速、試してみると・・・ガーン！！！みかんの房の様・・オレンジが強すぎてやたらと口が目立つ！！
「色が鮮やかすぎますよね？タラコみたい！」と云うと「そんなことはないです・・遠くからみてもお顔が明るく見えて良いですよ！」
いやいや、やっぱり私には鮮やかすぎ・・・もう少し落ち着いた色が無いか聞いてみると何本か出してきてくれました。
その中から何本か試すと・・・オレンジ系でもベージュがかった柔らかな色の１本が気に入りました。
「この色はどうですか？」と聞くと「はい、こちらの方がお顔になじみますね！」・・・・んっ？さっきは鮮やかなオレンジの口紅を褒めたばかりなのに・・・

女性にとって口紅はお顔の印象を左右します。
同じオレンジ系の色合いでも鮮やかだったり、落ち着いていたり、明るかったり、青味が強かったり、黄味が強かったり・・・数十本ものオレンジ系の口紅があります。その中からその方にお似合いになる１本を選んであげる事がスタッフの役割です。
コスメやファッションなどカラーの知識が必要なお仕事ではプロからの視点の意見と的確なご提案ができる事でお客様の信頼につながります。
１人ひとりのお客様に適格なアドバイスが出来るプロとしての知識を修得する事で、お客様にとってスタッフがそこに居る意味を感じてもらえます。スタッフにとってもお客様から信頼されてやりがいにもつながるのではないでしょうか。