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セール前のこの時期だからこそ、勝手な思い込みは禁物

勝手な思い込みで判断していませんか
私が若かった頃はクリスマス前はお店にとって<クリスマス商戦のカキイレ時>と云われていました。プレゼント商品を探しに多くのお客様がいらしてくださって一緒に商品を選んだり、、プレゼントラッピング依頼を立て続けに受けて忙しかった日々を覚えています。最近は12月後半からセールが始まったり、1月の本セール前の顧客様向けのプレセールがあったりして、その準備が忙しいようでお客様は二の次になっているように感じます。
昨日、お客様が少ない午前中に綺麗な色のブラウスを探しにいつも覗くお店に行きました。3名のスタッフは、私が入店したのを気付かずバタバタと忙しそうに動いていました。店内を一通り見てお店を出るまで全くお声掛けもありませんでした。たぶんプレセールがクリスマス明けにあるのでしょう・・・セールのオフ一覧表を手にもって上位者らしい方がテキパキと指示をして、スタッフは指示に従い商品を集めていました。これは決して悪い事ではありませんが、もう少しお客様への気配りが必要でないでしょうか・・・

もうすぐセールがあると分かっていてこの時期に、わざわざお店に足を運ぶ目的は大きく分けて2つあります!

ひとつはセールの為の下見のお客様です。すでに一番欲しいお品は手に入れていて、お値段がお手頃になったら何か買おうかなっと思ってお店を覗いているのかもしれません。または年明けに着ていく予定があるので、気に入った商品を見つけておいてセールになったら買おうと下見をしているのかもしれません。これらの場合は今すぐ購買する意思は少ないので、あまり声をかけてもらいたくないかもしれません。
ふたつめは、お値段が安くならなくても、今日気に入ったお品があれば手に入れたいと思っているお客様です。その方は年末に着る予定があるのかもしれません。もしかしたらセールの混雑が嫌いな方で、じっくり考えてセール前の空いている時に購買したい方かもしれません。
この場合はお客様の行動に合わせてお聞き出しからご提案を期待しているかもしれません。

セールが始まる前のこの時期に来店して頂いたお客様の目的を<セールの下見>と勝手に思い込み、自分たちの都合で行動していませんか?
スタッフの勝手な思い込みの行動がお客様の期待の裏切りになりかねません。
お客様の来店目的がひとつめのお客様でもふたつめのお客様でも大事なお客様には変わりませんので基本的行動が出来ている事は絶対条件です。その上でお客様の目的がどちらなのかを知る為には、最初のお声掛け時の反応や行動から察する事が出来ます。
要するに、どんなに忙しい時でもお客様に興味を持つ事を第一優先で考える事が大事です。

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