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スペシャリストとは根拠あるアドバイスが出来る人

スペシャリストとは根拠あるアドバイスができる人

先日、気に入ったピンクのニットを見つけました。同じピンクでもサクラピンクとサーモンピンクのトーンが異なる2色展開のピンクがあって、どちらの色を買おうかと悩んでいた時の話です。どちらの色も好みで、どちらも捨てがたいので鏡の前であれこれと悩んでしまいました。どちらの色が似合っているかをショップスタッフに聞くと笑顔で「悩んでしまいますよね・・・どちらもお似合いです!」との答えで・・・なおさら悩んでしまいました!ファッションのプロに客観的アドバイスをもらってどちらかに決定したかったのですが、結局ちょっとっと頭を冷やして考える事にして店を出ました。

ショップスタッフの役割はお買い物のお手伝いをする事です。
客様との会話から用途やなりたいイメージを聞き出すて共感する事や気持ち良くさせる事は接客業の大事なお仕事ですが、お客様が迷っていらしてアドバイスを求められて時に背中を押してあげる事も大事なお仕事です。ただ、根拠が無いアドバイスはお客様をさらに惑わせてしまいかねません。ましては「お客様の言う通り」とばかりに合わせるばかりですとクローゼットの中が同じ物だらけになってしまうかも知れません!

ではどうしたら良いのでしょうか?
一人1人のお客様に対してお似合い根拠を伝える知識やそれを表現できるスキルを身に付ける事です。
笑顔や立ち振る舞いができるのは当たり前ですから、それはスキルではなく基本行動です。
アドバイスを求められたら、どちらの色がお肌をきれいに見せるか、元気に見えるか、どちらのシルエットがスタイル良く見えるかを根拠をもってお伝えする事ができれば、お客様は頭の中で比較検討して決定やすくなります。
もって生まれた肌色や目や髪色によって似合う色が異なるパーソナルカラー知識や肌の質感や体のラインからお似合いスタイリングを導く骨格理論を知った上で、お客様が必要と思える情報をピックアップしてお伝えする事でお客様にとって納得できるスペシャルな1点を選び事ができます。またお客様との信頼感も生まれてファンになっていただける可能性が高まります。

「お客様がこう云ったらこう答える」とか、「おススメ商品をどうアピールするか」などの接客手段を勉強するのも大事ですが、それぞれのお客様のお似合いポイントを根拠をもってお伝えして、背中を押してあげられる事が出来るスタッフが最終的にはお客様から信頼されるスペシャリストと云えるのではないでしょうか

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